「Media Planning」カテゴリーアーカイブ

【デジタル】eスポーツを通したコミュニケーションについて考えていること

こんにちは!一応お断りしておきますが、今日の文章は「僕個人として考えていること」であって、全ての事業会社に当てはまることではないということが前提です。しかしながら、この考え方は僕的にはそれほど間違っているとは思わないし「こういう方がいいよねー」的に記載をしておきたいと思い綴っています。

僕はデジタルを軸としたメディアプランニングの担当として、これまで位置情報だったりコンテンツコミュニケーションだったり分析を軸としたPDCAのあり方だったり新規テクノロジーの掘り起こしと組み合わせの結果としての新しいコミュニケーションの探索を行ってきました。結果としては、いま通ってきた道をうまくつなぎ合わせながら最終的にPDMP上で分析しマーケティングプランの基礎データ構築を実施するべく今試行錯誤を繰り返しています。この辺の深いお話は置いておいて、eスポーツのお話。

コンテンツマーケティングを進めていて感じたのは、それぞれのアフィニティに対峙するクラスターの傾向値分析の中でマニアックに掘り下げられる分野であれば分野であるほど強固な地盤を持ったクラスターが存在すること。また、そのクラスターの中には知識レベルや経験レベルでのヒエラルキーがあれども「同じ目線」を通した共通理解がそこに存在し同じ意識を共有することができれば企業であれどもそこに入ることができるという当たり前といえば当たり前の視点でした。この意味での「企業」というのは、正確には「企業内の担当者」です。これは、eスポーツに限った話ではなく「ファッション」でも「文学」でも「映画」でも「格闘技」でも「xスポーツ」でも何でもそうです。なんだろう、一緒に飛び込んでいって「おおおおおおおーーーーー!!」って一緒に盛り上がることができること。これが、できるかできないかということが一番の鍵ではないかと感じています。それが僕の考えていることなので、僕は「自分があまり興味の湧かない=自分の言葉で語れない」カテゴリーには踏み込みません。なぜなら、ファンと共通言語で会話ができないから。

「好きで仕事を選ぶんかい!」と言われそうですが、ファンコミュニケーションにおいてのクラスター探しはある程度無限に近く存在するため、担当者が熟知しているもしくは少なくとも足を突っ込んでいることを大前提にすべきです。これは、最終的に実施となったときに一緒に盛り上がっていけるかという部分もあるのですが、それ以前に自らが進めようとしている取り組みを社内説明するにあたり自分の言葉で説明できるのか否かという原初的な部分での課題が浮上するためです。考えてみれば、これってどのコミュニケーションプランニングでも言えることで新聞読まない人に新聞は語れないし、雑誌読まない人に雑誌は語れないし、ラジオ聞かない人にラジオは語れないということと一緒です。やって見たいのであれば、少なくともまず自分がやってみてポイントを掴んでから始めた方がファンの気持ちがわかるし、どこに自社のサービスを埋め込むことで刺さるのかがわかるはず。合間にただ CMを出すだけだと流されて終わるのが常。その意味で、僕は権益としての単なるバナー広告も意味ないと思っています。なんだったら、「え、こんなところに広告?」ってくらいの方が面白いなぁと。例えば、僕が今取り組んでいるFPSであれば街の看板の一枚が当社ブランドになっているとか、自動販売機でなぜか売られているとか(買えませんが♪( ´▽`))。そんなことができると、面白いなぁとか思います。これは、あくまで競技用のマップのみの対応で、一般向けでは見ることができないことにまた特別な意味があると思います。

一昨日の晩ですが、実際に現場に足を運んで見ていたのですが会社のPCで仕事をしながら閲覧していて「おっ!」ってプレイが出たのでYoutubeでコメントしたら公式でログインしていたんですよね。自分でも気付いてなかったんですが、結果的に「え?公式??」的なコメントがつきまして。そのままの流れで、公式としてコメントをしていました。ただ、なにぶん中の人が僕の状態なので所謂企業企業な目線というよりプレイ目線。最後は、素晴らしい投げものプレイが入ったのでそのプレイを一緒に称えて締める(正確には、その後もちょっと続きましたがw)感じで終わりました。大事な事はこういう事なのかなと思うのです。自分もファンとして、一緒に楽しむことができるのか否か。もちろん、毎回のように張り付く事はできませんが見ている時は一緒に見て、一緒に盛り上がる。こういうことができれば、みんなハッピーになると思いませんか?

もちろん、マネタイズ大事だしROIも大事。ただ、そのROIって本当は何でしたっけ?ということが日本の企業の中で僕はずれている気がしています。。ROI=Return on investment。このリターンについて、営業からの叩き上げの多いボードメンバーは「売り上げ」で語りがちですが本来のROIにおけるリターンは「売り上げ」だけではなくその基礎となる「エンゲージメント」も指標の一つとしてグローバルでは考えられています。これは、ブランド企業においての話にはなるのですが顧客及びバイヤーに「指名」されるか否かが本質的な戦いでありこれができない企業が「価格」という諸刃の剣で戦うという泥沼に嵌るわけです。コモディティ化が速攻で進行するFMCG業界であっても、NB商品が生き残るためにはこのブランド投資が重要で、この投資が生きブランドの息が長くなればなるほどSOVが上昇し結果としては売り上げ視点での投資対効果が上がります。ボードメンバーは、ある種の有期雇用に近い形の勤め人なのでクオーター単位での結果を求めてしまうということもあるのですが、これからを生きていく世代はこの短期でしか物を見ないボードメンバーに対し「ブランドコミュニケーションの価値」を可視化した上で突破していかなければリテイラー企業の下請けPB製造会社に身を落とすこともあり得るということをきちんと認識するべきかと。ちなみに、このリテイラー企業サイドにおいてもeスポーツにおいて手を組める一緒に考えることができるパートナー企業を探している部署があることもきちんと認識し向き合うべきというのが僕の考えです。この視点でも、僕はeスポーツを含めたクラスターのはっきりした市場に対しアプローチをかけることには大きな意味があると思っています。

ただ、何度も言いますがユーザーは「ゲーム」が好きなのであって「eスポーツ」という事象が好きなわけではありません。ましてや、企業がドヤ顔で出ばることも好もしく思っていません。ユーザーの目線で、自分も一緒になって考えること。これなくして、サブカルチャー文脈におけるコンテンツコミュニケーションは成り立ちませんのでその辺はお間違い無くー( ´∀`)

全然関係ないけど前期はサボってたのであれですが、今期は最後なんとか追い上げてプラチナまでは持って行きました(PUBG MOBOLEね)。好きな武器は、AKで好きなマップはミラマーデス٩( ᐛ )و

【デジタル】先日、北海道で話しながら考えていたこと

こんにちは!天気がいい日で外出したいのですが、折角サーバー移行もほぼ完了してメール設定も仕上がったので一本記事を書いてから外出しようという感じでして。いや、これは朝から決めてたことなんです。というのも、今日は子供たちは遊びに出かけていて珍しく家で一人。一応、家はフルで掃除して洗濯も完了。ご飯も食べたし、洗い物も終わったということで爆音でBlue Planet Corpを聴きながらの記述なのです。しかし、GOA聴きながらの物書きって、集中できていいですね。これ、一人じゃないとできないもんなぁ。

さて、コロナウィルス禍で色々おおわらわな昨今ですが、そんななか密閉空間である飛行機に乗って北海道に行ってきました。用向きは、Sapporo esports × Biz Seminar2020でのパネラー登壇です。あと、夜の部として北海道eスポーツ協会の皆さんとのディスカッション+懇親会。僕は、企業人としてこのeスポーツに関わっているのですがご存知の通り僕自身ゲーマーなのでここに力を入れているという部分もあります。ただ、これは別に贔屓目という視点ではなくあくまでマーケティング視点で見て可能性があると踏んでいるからこその選択です。趣味は本当に山のようにありますが、僕が組み立てているマーケティングプランに組み込むことが出来ないカテゴリーには全く踏み込む気はないです。ゲームって、娯楽の中でも結構大きな可処分所得と可処分時間を占めていてまだまだチャンスがたくさんあると思いますし、エンゲージメントの高さも半端ないですからね。そういう意味で、大きく「娯楽」という括りの中で共存が可能だと踏んでいるというか確信しているのでここに注力しています。絆の深さは、僕的には音楽以上のものがあるのではないかとも思っています。音楽人としては悔しいけど、これは実感知としても事実かと。ただ、このゲームでの取り組みで学んだことが、逆に改めて先に取り組んでいた音楽業界へのアプローチでも生かせる部分が多々あることも事実で、それを形にするための思索も始めていますが、それはまた別の話。

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【デジタル】Line Conference2019に行ってきました

2018年6月27日(木)、舞浜で行われたLine Confernceに行ってきました。僕自身デジタルのメディアプランニングにLINEを組み込むことはほぼないのですが、BTLのツールとして別部門で活用しています。その関係で、最新の情報を知っておく必要性があるため足を運びました。2019年のテーマは「Life on LINE」。FaceBookが良く言うONE STOPサービスを、LINEもやりますよと言うことだと受け取りました。この思想を支えるのは、「Offline」「Fintech」「AI」の三つの要素。

代表取締役の出澤 剛氏。J-ScoreのLINE版、「LINE Score」の説明。

「O2O(Online to Offline)」を「OMO(Online Merges with Offline)」という言葉で進化的に置き換えてましたが、現実僕らデータを触っている人たちの中ではすでに境界線は無くなっていることもあるので特に新しくもないので割愛。メディアの世界では、もはや数年前に起こっている出来事ですし。Fintechの話で、CashLessの話をしていましたが、これは「資金移動業者」として出来ることを最大限活用していくという工夫の話かなと。出澤氏が説明した「Line Score」は既出の「J-Score」のLINE版ですが、SNSという個人情報の塊と信用情報が一緒くたになるという意味では、ちょっときな臭いなぁと思いました。同じように信用情報を活用した「Yahoo!スコア」が6月3日に発表した際炎上したことを受けてだと思うのですが「プライバシー」に十分配慮しているということを連呼していましたが、規約見るとこんなことが書かれています。

第7条 LINE Score 算出時の質問 1 利用者は、当社が運営するアプリケーション上での質問にご回答された場合、以下に同意したものとします。 (1) 利用者は、質問に回答された内容について、ご自身が有する著作権等の知的財産権その他の権利が含まれる場合、当該権利をすべて当社に譲渡するものとし、当社は、その内容を自由に選択、修正および編集することができるものとします。 (2) 利用者は、質問に回答された内容に係る著作者人格権を、当社および第三者に対して行使しないものとします。 2 当社は、利用者がLINE Score 算出時の質問に回答した内容のうち、氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができることとなる情報については、その統計結果等の個人を特定できない形態にて、第三者に提供することができるものとします。LINE Score 利用規約
なかなかすごいなと思うのですが、質問の回答に関する権利が全てLINE側に帰属するという「個人の権利を無視した」規約はあまり例を見ないなぁと改めて。僕的には、「プライバシーに全然配慮する気ないな」と思いました。だって、回答した個人から集約した情報の権限を剥奪してしまえば配慮する必要はないわけで、この時点で「お前のものは俺のもの」と言っていますよね。この辺は、担当者というより法務の思想に問題があると僕は考えます。おおよそ、SNS向きではないなと。ということで、個人的には利用しないことをお勧めします。瑕疵担保責任を放棄していることも、かなり気になります。正直こういう「消費者契約法」無視したような規約を平気で記載するSNS企業には驚きを覚えます。

次に出てきた「LINE Talk」は「Skype」や「Lobi」のLINE版サービス。まぁ、アプリ跨がなくてもLINEでオープンな会話できるよってことで「slack」あたりもターゲットに想定しているみたいだっだけど既存サービスの焼き直しなので特に興味は持てませんでした。ゲーム系のチャットはすでにLobiがあり、ここにナレッジがアーカイブ化されている上にすでにゲーム連携が進んでいる中わざわざLINEで新たに立てる意味がないし、そのために結果としてLINEスレッドをわざわざゲーム内で告知するというプロセスが煩わしいなと。slack代替としての活用も、slackの魅力はアプリ連携での無限の可能性であってチャットツールとしては普通。ポータル的な場所でなければならないというのはLINE側の主張であって、ユーザーサイドの視点ではないなという意味で我々メーカーの「プロダクトアウト」の悪弊に近いものをちょっと感じてしまいました。自戒も込めて。この後、LINE NEWSの話やエンタメのワンストップサイクルの話も出てきたのですが同様の感想。既に世にあるサービスのLINE版を作ってLINEに入れましたよ。という話で、ユーザーニーズではないよなぁという印象を同様に受けています。mixiの例に学ばないのかなぁと。

あと、LINE STAMPをサブスクにしたら職人が干上がるとか考えなかったのかとこれにもちょっと残念な印象。

Fintec周りなのですが、デジタル領域における「資金移動業者」つながりで「LINE pay」「NTTドコモ」「メルペイ」3社でアライアンスを組んで「MoPA」というグループを立ち上げたようです。横のつながりにおける認証は、「eKYC(electronic Know Your Customer)」でつないでいくんでしょうね。

この後も、色々発表は続くのだけど「どこかで見たことのあるサービスをLINEに入れました」という話の上になんか中途半端で耳に入らなくなっていったという…..。

そんな中、僕がもっとも心惹かれたというか思いを持って聞いたのは舛田さんが自ら発表した「LINEは改めて検索に挑戦します」という言葉。思えば10年前、僕がフラフラしている時に遊透に誘われてNHNの大崎にあった本社に赴き舛田さんにあった時がまさに彼が検索事業に挑戦していたタイミングで、「質問受けたら30分以内で答える」的なものすごい負荷がかかるサービスを人力でPoCしていた頃。「なんか、すごいことやってんな」と思いつつ横目で見ていたんだけど、結果として検索事業から撤退。そんな時期の彼を見ていたからこそ、この発言には本当に深い思いがあるんだろうなーと。だって、彼はその前は「百度」にいた人だしね。検索事業に対する思いは深いはず。ここは、頑張って欲しいかなぁ。

全体的には、「うーん」と思うことが多かったのですが最後のプレゼンにはエールを送りたいと思った1日でした。

【デジタル】メディアプランニングにおける信頼関係について考えた事

昨日、業務中に「うーん」と思う事があったので、僕の考えるあるべき姿について記述を残しておこうと思います。僕が考える「クライアント/仲介者/メディア(パブリッシャー)」の関係は「実現したいことを決める人/双方の言い分を咀嚼し最大化するために動く人/自らのポテンシャルを正しく伝える人」であるべきだと考えています。その関係地の中でも、僕ら企業内プランナーは「メディアが持つポテンシャルを想像し引き出し、ブランドの価値を最大化するアイデアを創る人」だと言う認識です。

ここで重要なのは、「仲介者=双方の言い分を咀嚼し最大化するために動く人」で、この人が「いや、それはできないでしょう?」と言ってしまった時点で「クライアントとメディアの化学反応の最大化」が実現しなくなってしまいます。実現するために、この「仲介者」が阻害要因になるようなら居ない方がうまくいくと考える事が当たり前の思考。答えるべきは、「どうやったら実現できるか一緒に考えましょう」ではないかと。なぜ「できない」と言ってしまうかについてはいくつか要因があると思っています。

  • 結果を求められたら面倒(結果が出なかった時に)
  • レビューに手間がかかりそうなので、業務を増やしたく無い
  • 業務負荷が増えた時に、メディアとの調整事項が増えることを避けたい
  • とにかく、簡単に済ませたい
  • クライアント側が言ってることの意味がわからないので潰しておきたい
  • 予定していた項目では無い
  • 理解できていないことを悟られたく無い
  • 言っている事がコストの範囲外
  • 出来るだけ手間をかけずに成果を勝ち取りたい
  • いつも難しいことを言うこいつ嫌い

上記にとどまりませんが、様々な事情があるのでは無いかと思います。しかし、みなさんご存知の通り、クライアントサイドのデジタルメディアプランニングに関わる人間で、かつ好奇心の塊のような担当者は日々死ぬほど勉強をしていて「このメディアならこのようなデータが裏にあるはずなので、こう言う事ができるに違いない」と言う仮説を持っていますし、その仮説をどのようにブランドに返せば「今まで見えなかった事」を可視化できるのかと言う未来予想図を描いているものです。この未来予想図は、それぞれのプロジェクトの話を聞いた瞬間に妄想を始めますし、当然のことながら自らが向き合っているメディアの自社担当と会話し何ができそうなのかについて予め「画」を描いて打ち合わせに望むものなのです。

もし、この描いていた「画」をディスカッションの中で「仲介者」が否定し続けるようなら多分その先の未来はご想像いただけると思います。僕が考えるに、「それはできない」と言ってしまう行為は、「クライアントの意思を否定」すると同時に「メディアの可能性も否定」する行為。「持ち帰らせていただきます」もアレですが、それ以上に双方に対する信頼関係を損ねる行為になるのでは無いかと感じています。

誰も幸せにならないですよね( ゚д゚)


僕は、メディアと向き合う時にそのメディアで出来そうなことをできる限り勉強します。英語版しか情報がないようであれば、もちろん英語版を。なぜそうなるかと言うと、始まる段階で「出来そうなこと」を洗い出しておかないと後出しで「あれ出来ない?これ出来ない?」と言い続けることになるし、それ言い続けるといつまでたっても始められないじゃないですか。それだと、施策自体がいつまでたっても決まらないですよね。最近の傾向として、「メディアプラン+クリエイティブプラン」がデジタルの主流だし、メディアプランは分析プランとセット。となると、「やりたいこと、できること」は最初にきちんとテーブルに並べておくべきなのです。そのためには、日々勉強。大変だけど、これが一番大事なこと。これをやって初めて、先日のEconsultancyのクローズドセミナーで出ていた「RoundTableに座る資格」が出てくると思うのですよね。それがあるべき姿。

僕と一緒にお仕事をする皆さんには、「学ぶ姿勢」と「受け入れ、一緒に考える姿勢」を持っていただきたいと思う事しきりです。もちろん、自分も初心を忘れずに…..