【appetite】2007年のヌーヴォー 私的所感

全体的には、まぁ「おいしいかなぁ」と言う感じ。
柔らかくて、飲みやすいものが多い。
そんななか、やっぱり駄目なのが
○『酸化防止剤無添加』
といわれるもの。
昨日、70本ほど試飲したんだけどこの手の無添加系はほぼ全滅。
見事に、酸化してる。
まずくて、飲めたもんじゃない。
まぁ、無添加と言う言葉の信者は別に味は気にしないんだろうけど。
国産の場合は、輸送と保管時間が少ないからあれだけど結局外国から持ってくると。
「ワイナリー」→「空港」→「税関」→「デポ」→「店頭」とそれなりの時間が過ぎるので、やっぱ参加するよなぁとひとしきり。
○『ノンフィルター』
これは、意見が分かれるけど土臭いのが好きな僕は複雑な味を感じて全然オッケーな感じ。
なんだろう、結構ボージョレーってさらっとした感じが強いのでこういう引っ掛かりがある味は好き。
会社の神的な人らと一緒に、試飲まとめ。
やっぱり、おいしいなと思うのは。
■ジョルジュ・デュビュッフ:ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー セレクション・プリュス
■アルベール・ビショー:ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
競合のサントリーだけど、やはりデュビュッフはボージョレーの帝王だなと改めて実感。
どれもおいしいけど、特に『セレクションプリュス』は良いね。
香りの華やかさが、抜群!
対しては、うちのビショーのBVNかな。
味わい的には「ノンフィルター」の方が深くて良いんだけど、これは業務用なので。
他では、『神々』の評価はアレだったけど個人的なお勧めが
■シニエ・ヴィニュロン:ル・シャ・ルージュ ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
この商品には、フィネスを感じました。
香りが良いんだよねー、スミレが開いた感じとストロベリーの甘い香り。
ちょっと重めなカシスの香りがほんのりと。
で、軽くて飲み易い。
かつ、非常に雑味が少ないため爽やかな余韻の中に赤い果実の香り。
舌触りも、滑らかだし。
そういえば、『セレクションプリュス』も香りの割りにスーッと入ってくる感じ。
今年のは、総評としてこの「スーッと」入ってくる感じのが多かった。
エントリーには、とても良いよね。ヌーヴォー。

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3件のフィードバック

  1. matico より:

    ワインの話しいいなあ〜。
    読んでいるだけで飲みたくなってきた(笑)
    とはいえ、あまりヌーヴォーものには興味がなくって、どうせ一ヶ月もたてば投売り価格にされちゃうんでしょ?みたいな感覚があったりして…。
    でも、読んでいて、もしや美味しくない!と感じていたのは、この『酸化防止剤無添加』のせい?とか思ってしまった。
    でも、ワインが多い酒屋さんに行くと、やっぱり、カベルネ系の赤のフルボディを買ってしまいそう(^^ゞ

  2. NOISE より:

    maticoさん>
    一月後には、投げ売りしてるんじゃなくて「船便」が届くから値段が下がるんですよ。
    今高いのは、飛行機で運んできてるから。
    航空運賃です。
    ちなみに、健康オタクが推奨する「無添加」は実際余り美味くないです。
    なぜなら、当たり前で酸化するから。
    こればかりは、どうしようもない。
    「美味い」と「健康」はイコールじゃないんですよ。
    「おいしんぼ」は、「無添加」だけどそれだけに庶民が手を出せない「高い」素材を扱ってる時点で民間人を馬鹿にしてる感じですねw。

  3. matico より:

    そうなんだ〜「船便」だったのね。
    ¢(^^;メモしとこ。
    これで、ひとつお利口になった♪
    別に運賃飲みたいわけじゃないから、一ヵ月後にのんびり来た奴に「今まで誤解していてごめんよ〜」って言いながら飲むことにします。

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