【都市と文化】犬矢来[いぬやらい] 050921

元々トップに使っていた写真があまりにぼやけていたので、2019年に撮影した祇園浜作さん前にある「犬矢来」の写真にに切り替えました。また、浜作さんで天丼食べたいなぁ。

犬矢来【いぬやらい】
円弧状の反りのついた割竹や細い桟木を並べた柵のこと。
大概の場合、家の外側には石や砂利で作られた「犬走り」がありその上にかけられたもの。
そもそも、「犬走り」というくらいで「犬走り」の上では犬の粗相が多々あり悩まされることが多かった模様。その対策としてできたのが、「犬矢来」の始まりだったとか。

2006年1月、京都の東本願寺界隈での写真。当時は、よく京都に遊びに行っていました。まぁ、DJやっていたというのもあるし、何より子供いなくて気軽な暮らしだったのもありますねw。

でも、それ以外にも京都なんかでは祇園は繁華街というのもありたっしょん避けと言う意味合いもあったということを他のブログで読んで納得するとともに笑っちゃいました。
泥棒避けの意味合いもあったみたいです。あら、人避けやん!
花街では、雨宿りをさせないという目的もあった模様。何せ、料亭と言えば密談!「越後屋、お主も悪よのう。」とか話てるの、丸聞こえだったら皆使わないもんねw。
横道にそれましたが、泥はねや雨滴から建物外壁の損傷を防ぐためにも活用できるということで、京都祇園の町屋などの外側に配置され今でも日本的情緒を感じること多々あります。
似たような感じの「駒寄せ(別名:駒繋ぎ、牛繋ぎ)」との大きな違いはこちらの多くが可動式であるということ。
そういう訳で、掃除もしやすい!
「駒寄せ」が何故固定式かというと、その名の通り馬や牛を繋いでおくために発展してきたものだから。
そういう歴史を知ると、また何だか感慨深いものがありますねぇ。

こちらが駒寄せ。此の写真も、東本願寺界隈です。駒寄は、いろんなデザインがあっておもろいです。なんとなく、テリトリーを緩やかに表す道具としても機能していたのではないかなぁと思います。

ちなみに「矢来」とは細い竹や丸太を菱形に組んだもので、別名「刑場垣」。
時代劇で磔【はりつけ】にされてるシーンとかで、竹を組んで人避けしてるシーンとか出てくるでしょ。
あれが、そもそも。
「矢来=ヤライ」はそもそも音から来ていて「遣ひ【やらい】」の音が大本で、「入るを防ぐ」という言葉を意味している。
戦国時代に仮城を組む時とかにも、使われていたみたいです。

【追記】京都、また行きたいなぁとか思いつつ見直していました。犬矢来の下にある「犬走り」ですが、お城にもあるって知ってました?有名なところでいうと、岸和田城。だけど、僕が行ったことなくて行ったのは「彦根城」。そして、彦根城といえば岡村本家の「金亀」という日本酒があってですね(犬上郡豊郷町なんで、ちょっと距離がありますが)。これがまた、最高に旨いのですが、中々東京では手に入らなくて。ここのお酒、なんと「木艚袋搾り」という今時珍しい手作業で絞っていまして。効率の時代と言われますが、そういう拘りが味にも出ますし、そのこだわり含めて味わうのが、酒飲みの酒の楽しみ方なんだと思っています。「長寿金亀 藍40 720ml」は、びっくりするような味わいなので、日本酒やワインが好きなら是非味わってほしい一品です。酒の世界は、本当に奥深い。

ちなみに、彦根に元々なんで行ったのかは忘れたんだけど、DJ FRANの実家界隈なので寄った記憶が。ということは、岐阜で扉やったときとかかなぁ?当時の写真に位置情報が入っていないんで、地図から検索ができなくて。。。というか、本当に最近は色々便利ですよね。この手の豆知識の記事については、過去のものをリバイスしつつ、また新しいものを追加していくとかやっていきたいなぁとか思っています。(2024.02.07. Noise)

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