GTL→Gus to Liquid

カタールで量産が始まった模様。
この言葉、大分前に聞いて「あー、普及すると良いかもね」とか思ってたけど忘れてた。
それよりも、凄いなと思ったのがカタールで量産始めたんだけど実際に商業生産を先行してるのが南アフリカのサソール社だと言う事。
あらら、折角カタールでやってるのにアメリカのシェブロンとの合弁会社に結局利益を持っていかれるのか……。
まぁ、技術的な問題があるからしょうがないんだろうけどね。
この話、そういえば1年前のHOT WIREDの記事で出てたね。
『南アフリカと米国の企業が共同で設立し、カタール第1号となるGTLプラントの株式を49%保有するサソール・シェブロン社では、来年、GTLディーゼル燃料で市場に打って出る予定だ。都市部のバスやトラックを主なターゲットとするニッチ的な需要に応える燃料になる可能性があると、同社では話している。(article from HOT WIRED)』
なるべくして、なったと言うことか。
結構面白いネタとしては、このGTL生産用の大型リアクタの一部を作ってるのが日本の石川島播磨重工だったりして日本の技術ってすごいなぁなんて感心する部分もあったりするのです。
こういう形でこの技術に参画することで、今後のエネルギー事情に於いて後れを取らないようにしておくことってとっても重要なファクター。
さて、今後まだまだエネルギー業界における中東の覇権は揺らぎそうも無いですがちょいと気になるのがこのGTLの原料となっている天然ガスの埋蔵量。
実のところ、単体で言うとこの埋蔵量はロシアが世界最大だと言う話もある(財団法人中東協力センター審議役:前田高行氏の2003年資料)。
とすると、ここを鈴木宗雄氏の人脈とかを使って押さえて日露共同プラントなんかを作ると結構すごい事になるのではないかとか思っちゃうんですよね。
もちろん、その埋蔵されている場所はシベリアの大地でしょうからここをどう開発するのかと言う大きな課題はあるけど温暖化が進んでいる今だからこそ現実が近づいてるのでないかなぁなんてね。

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