【デジタル】登録型もはじめましたねぇ:Google Base 051117

『Google raises flag over Base(article from MercuryNews)』
前々から話は出てましたけど、遂にサービスが始まったんですねぇ。
目的としては、「Web crawler」では探しきれない情報を、拾い上げてデータベース化するためのテスト第一段階目なんだとか。
確かに、僕のサイトも相当階層が深いためにその辺の情報は拾い上げてもらえないことが多いです。
とは言え、GoogleYahoo!の大きな違いはその部分だった気がする。
まぁ、色気を出し始めたんでしょうね。
MSNも何だか今更なことを吼え始めてるし、その対策準備と言ったところなんでしょうか?

既に20億以上のページ情報を保有するGoogleのデータベースを、より補強して何をしようとしているのか。
一つに考えられるのは、一極集中化させることによる広告収入の増加が目的か。
何しろ、将来的にはテレビの番組だとかレシピだとかあらゆるものを飲み込むつもりみたいなので。
でも、みんな大体そんなことをGoogleに求めてんのかな?
その辺が、大いに疑問。
何だか、つまらない未来が見えてきたよ。
そもそも、僕自身はGoogleが好きでずーっと使ってきたGoogleユーザーだ。
何となくね、MSNの一極集中支配とかYahooの高飛車な感じが嫌いでそうしてたんだけど。
ここに来て、サービスが向上するのは良いかも知れんがGoogleがやりすぎている感じがしてならない。こう、プライバシーさえも最終的に商売道具にしかねないような。
考えすぎかもしれないけど、10年以上Geekな暮らしをしていると本当にそういう懸念を抱いてしまう。そのくらい、GoogleのDBの性能は良いなと思う。

懐かしの、SHARAKUさんの家。富士山、ちょこちょこ遊びに行ってたなぁとか。あの家、今どうなってるんだろう。自由に生きてたなぁ、俺w。

多分、IP毎のアクセス履歴も体系化して保存した上で最終的にそれをも商売道具にする。
そういう未来が近い気がしてきた。
かつて、MSNとIntelが結託してそうしたように(多分、今でもPentiam3以降のWINってそうなんでしょ?)。
怖いなー、やだなー。
でも、使ってみるんだけどね(笑)。

この当時の僕。もっと痩せておりました。DJ活動全盛期でもあります。

【追記】個人的に、驚くような日記書いてたんだなぁとか、今更ながら。18年前の日記なんですが、今のプライバシー論争をすでに予見していたような日記で。ただ、僕はこの時代から一貫してGoogleが好きで信じてたんだなぁとか。
ちなみに、僕はこのGoogle Baseがデータの構造化に取り組んだ第一歩だと思っていて、今のオープンデータ的デジタルアーカイブシステムの基礎は、少なからずこの「Google Base」が提示した世界観を反映しているんじゃないかと思っています。
そのGoogle Baseは、Google Baseで図書館の情報整理の理論に基づいて情報整理を行っていたような感じもあるので、デジタルとアナログは常に表裏一体で繋がっているものだとも感じていました。
これだけデジタル化が進んだ今においても、その事実は変わらないと思っています。
技術的には、 Google Merchant Centerに引き継がれたみたいなんで、あれですが。。。

この日記を書いた時代的には、GoogleがUrchinを買収して間もない頃。
奇しくも、この日記の3日前の2005年11月14日にGoogle Analyticsの初版がアメリカで公開されていたり。
日本に来たのって、その後何年後だったのか?
当時の僕は、サーバーログを分析したり、アクセスカウンターを駆使したりして曜日時間帯分析を繰り返していました。
合わせて、BBSでのコミュニケーションを通して、自分のサイトのユーザー層の輪郭を明確にしたり。
考えてみたら、今やっていることってこの時代からの延長上にあるんですよね。
顧客行動分析基盤を構築することって、この時代から変わらない興味を、より作りやすい時代と環境野並に乗って実現しているという感じで。
今の僕は、ある意味、この時代からの必然だったのだなぁとこの日記に出会って感じました。
いや、この記述が残っていてよかったです。
そういえば、この追記を書くときに検索してて、こんな記事を見つけました。

Google Base、ついに姿を現す–実態は「何でも共有サイト」か

Marc Leibowitzさんの名前とかも出てて、本当に懐かしい記事。
こういう実験を色々繰り広げていった結果、Googleはデカくなっていったし、結果としてデジタルの世界は格段の進化を享受したわけで。
色々、独占的な◯◯という話はあれども、彼らのような先駆者が道を切り開いていくことでテクノロジーは前に進むという意味では、僕は彼らの動きについては肯定的に今も見ています。
大事なのは、その起きていることをキャッチアップして、自分も取り入れ活用してみること。
このことで、知らない間にってのはなくなるので、不安も払拭されるのかなーなんてね。(2024.01.13 Noise)

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