【Technology】SONYから出る近未来型テレビ”XEL-1″

071002_xel1.jpg遂に「技術のソニー」復権か?
そんな予感のする商品が発表されました。
有機EL(Organic ElectroLuminescence)を使った、初めての家庭用テレビになるみたいですね。
すでに、小型のディスプレイでは使用されてたみたい。
全然知らなかったよ。
この技術面白いなぁと思うのは、六層の薄膜で構成されていて上から順に「酸化インジウム錫層(ディスプレイ用透明薄膜層)」「電子輸送層」「発光層」「正孔輸送層」「透明電極層」「基盤」となっててこの「発光層」と「正孔輸送層」に有機物であるジアミンやアントラセンが使われていると言う事で(もちろん表装部分にはガラスが別に施されてますが)。
ジアミンって、アンモニアの水素基を一個取っ払って二つを結合させてるアレでしょ?
なんだか、科学時間を思い出す。
で、液晶含めディスプレイで使われている透明薄膜がなんと錫だったと言う事にも相当驚いた(導電性がある透明物質だからと言う事)。
よくもまぁ、そう言う事を思いつくよなぁって感心。
デザインもなかなかスタイリッシュで良い感じ。
と言う事で、本日合間を見て銀座のSONYビルに行って実物をみてきますよ。ええ。
厚さ3mmのディスプレイで、「コントラスト比[100万:1]」、「600カンデラ/?」「応答速度:数マイクロ秒」というのはちょいと恐ろしいほどのハイスペックだなと。
まぁ、現状20万で発売なので落ち着くまで買うのは待ちますが……。

□補足
液晶と有機ELの明らかな違いって、多分輝度とかもあるけど僕的には「応答速度」になりそうです。
ぶっちゃけ、1000倍くらい違うみたい。
液晶ディスプレイって、何度も見に行ったけど何かぶれているようなそういう印象を受けてたのね。
理由がわかったんだけど、「液晶ディスプレイでは液晶の分子の方向を変えることで輝度を変えている」らしく当然電気で液晶(油状の結晶)を動かすわけなので寒いと動きが鈍る。
が故に、電気屋でガンガンに冷房をつけてると見づらかったと。
そうなると間違いなくブラウン管のテレビの方がストレスが少ないわけで。
いやー、液晶テレビ買わないまま終わりそうだなと言う発見がこの件でありましたとさ。
ちなみに、消費電力も半分くらいみたいです。

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3件のフィードバック

  1. CAKRA より:

     自在に曲がるディスプレイも出来てるみたいですね。
     ソニーすげー☆

  2. tAkatronix より:

    5,6年前に、液晶の専門家たちと仕事してたとき、これからは有機ELだとしきりにいってたのですが、やっと製品化したみたいですね。
    しかし寿命はどうなんでしょうね?

  3. NOISE より:

    CAKRA君>
    なにそれ?
    曲がるの?
    欲しい!!
    でも、高そうだなぁ。
    たしかに、この技術なら可能な気がする。
    凄い未来だね。
    tAkatronix君>
    結構昔から言われてた技術なんだね。
    全然知りませんでした。
    寿命、一応30000時間って書いてるよ。
    それが長いのか短いのか、良く分かりません。

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