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【マーケティング】日経に「dポイント」の会員情報の開示の話が出ていたので

このお話、現時点ではまたdocomoのリリースには出ていません(2019/03/09 17時22分現在)。が、すでに日経に出ているということは確定事項なんでしょうね。自分もTwitterでコメントしましたが、既に気づいた方達が複数あげているのを見ています。データ分析を主務の一軸としていますので、ここの時点でわかることをまとめてみようと思います。いや、これ自分の業務にも生きるからさ。まず見るべきは、doomo側が掲げているパーミッション部分

dポイントカードにおけるお客様情報の取扱いについて

<ドコモが使用する情報について>
・当社は、dポイントの提供にあたってdポイントクラブ特約に同意いただいたdポイントクラブ会員(以下「特約会員」といいます。)およびdポイントカード利用者の行動履歴を、当社の定めるdポイントクラブ特約および当社のプライバシーポリシーに定める目的の範囲で利用し、また、連結子会社、持分法適用会社及びdポイント加盟店に提供します。それらの第三者提供先はこちらで確認できます。
※当社が第三者に提供する情報には、「氏名」「電話番号」「メールアドレス」「生年月日の『日』」は含まれません

・行動履歴には、インターネットの利用に関する情報や購買履歴情報、位置情報、ご利用のアプリに関する情報を含みます。 【引用ここまで】

これ、僕も一応もってるので写真撮れたんですけど、ネットの利用履歴の開示ってのはなかなかグレーなところ踏み込んできたなという印象です。というのも、通常この手のカードで「活用」を認識するのはオフライン履歴。購買履歴など、ポイントに関わる部分です。なぜ、グレーかというとここに「位置情報」が入ってくると正確には「キャリア」側のデバイスデータの可能性がありこれは本来「法的に簡単には開示できない」とdocomo側が企業に答えていた部分。本来切り離されているべきデータを、本人の携帯契約時のパーミッションを飛び越して、「dポイント」の契約でパーミッションを切っているんですね。これ、あまり感心しないラインだよなーとプランナーとして思います。法的にではなく、倫理的にね。あと、インターネットの利用に関する情報の部分で、企業側はファーストパーティークッキーでの活用+オーディエンスデータを繋いで活用するのは通常ありうる話ですが、基幹インフラであり公共に限りなく近いキャリア側が「当社や第三者がCookie等を使用して収集する特約会員またはdポイントカード利用者のインターネットの利用に関する情報には、閲覧したウェブサイト、検索キーワード、広告の閲覧・クリック数に関する履歴、閲覧時間、閲覧方法(ブラウザの種別)、閲覧時に利用している端末の利用環境(接続環境、キャリア情報)、IPアドレス、端末の個体識別番号等の情報が含まれ、これらをマーケティングやプロモーション等の、dポイントクラブ特約で定める目的で利用いたします。」と正面切って規約に書いてしまうことにはかなりデータを扱う者としても抵抗があります。この場合、本来「オプトイン」型であるべきだと考えますが、「dポイント」はなんと「オプトアウト」型を採用しています。

この「di-Pink」はdocomoがキャリアとして保有するデータと、intageの購買データと、3rd Party Cokie syncデータを組み合わせたサービス。僕は、あんまり興味なかったので使っていませんけど。

この場合、デジタルリテラシーの低いユーザーのデータはもれなく吸い上げることが可能です。おそらく、バックグランドのオーディエンスデータは「di-Pink」あたりの活用が予測されます。合わせてよくやったなと思うのが、位置情報部分。「①GPS位置情報:特約会員がお持ちのスマートフォン端末等にインストールされた当社又は当社以外の第三者が提供するアプリが取得する位置情報です。なお、アプリの操作により、GPS位置情報の取得を拒否することができます。
②基地局位置情報(在圏情報):当社が、特約会員がお持ちのスマートフォン端末等による通話・通信を可能とするために確認・収集している、携帯電話がどの基地局圏内に存在しているかを示す位置情報です。在圏情報を利用されたくない場合は、総合インフォメーションセンター(0120-800-000 受付時間:午前9時~午後8時)にてお申込みください。
」マネタイズが必要だったのはわかるけど、「当社が、特約会員がお持ちのスマートフォン端末等による通話・通信を可能とするために確認・収集している、携帯電話がどの基地局圏内に存在しているかを示す位置情報」をオプトアウトしないと勝手に取得してマーケデータに活用してしまうって…. 。いや、これ大分アレでしょ…..。ということで、20年近くdocomoユーザーでしたが遂に解約を視野に入れることに。ちゃんと「オプトイン」型にしてくれてたら、何の問題もなかったんだけどね。もしくは、端末からのボタン一つでのオプトアウト。ユーザーフレンドリーではないサービスを水面下で走らせるのは個人的にあなりアグリーではなく。まずは、「dポイント」のデータ取得は週末のうちにさっさとオプトアウトします(このオプトアウトも、かなり深い階層にあることがさっきわかり「何だかなー」と思っています。)。

まぁ、それでも特に気にならない人は別に使っても問題ないと思います。リアルに生活していて、データ取得の波から抜け出すことはもうできないということは現実ですし、僕自身はそのデータを活用してコミュニケーションプランを構築しています。ただ、僕はこのデータを「適切なタイミングで」「適切な人に」届けるために活用するために活用しています。多分、昔に比べて不快なタイミングで不快な出方で出てくる広告は減ってきたと思うのですが、それはこのデータ活用の恩恵だったりします。ただ、僕はこのデータは、お客様との適切なパーミッションの元に取得されるべきだと考えるので、今回のやり方には感心しない。というわけで、オプトアウトします。ほんじゃね♪( ´▽`)

【追記】一個だけ、みんなが安心することを追記しておくとほとんどの人がiOSでサファリって組み合わせで閲覧していると思うのね。これ、一昨年前からITPって仕組みが進行していてcookie syncをオプトイン型で採用している仕組みなの。なので、webの行動履歴はiPhone経由で行ってる人の大半はもう取得されてないから大丈夫かもなーとかさ。他の技術もあるんだけど、ここではかかないよ(笑)。

【参考リンク】電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン