【Monologue】「既存体制のDEATH MARCH」 051101

・TBSに対するTOBをかけそうな楽天三木谷氏。
 そこに対抗しようとする、旧勢力である既存マスコミ。
・安倍/麻生両氏を閣僚に据え、海外から猛烈な批判を浴びる小泉政権
・ブッシュ大統領による、サミュエル・アリト連邦高裁判事の最高裁判事指名
・杉浦正健法相による、死刑関係発言とその撤回
・「自衛軍」の保持などを明記した条文形式の新憲法草案
・北米産牛肉、来月にも輸入再開
・イラクでのテロ死傷者、約2万6千人…国防総省まとめ
(多分それの大半は、アメリカ人に殺されたんだろうけど)
・イラク米兵死者2000人 ブッシュ政権に打撃
・米国民の73%が自分たちの指導者について、「頼りにならない」と感じている

あんまり明るくない話を書いていますが、2005年は江戸開府400年行事として「江戸天下祭」をやったりして意外に盛り上がっていた時期でもありました。こういう、盛り上がりって力を作るんだよなーという視点から2020のオリンピックが、なんらかの起爆剤にあればいいなという思いもあります。ちなみに、この山車は銀座とありますが東京の銀座ではな熊谷市銀座区です。熊谷次郎直実です。

最近、世の中には最早死に向かって行進するような話が踊りつづけている。何となくだが、近い将来現在の「国家」「政治」「経済」の基本基盤が全て瓦解するような気がしてならない。
それは、旧体制側の人間が散る前の最後に死ぬ場を照らす光を探しているように見えるから。そこのハザマでもがく人もいるし、心中するかの勢いでそこに飛び込んでいく人もいる。
永続的に安定する社会機構という概念そのものが幻想であることは、歴史を見れば明らか。
僕達は、稀有なタイミングを生きているのかもしれない。
結果として、新しいものが見れそうな気がするのでこの動きは歓迎。アメリカ一国支配の倒壊と、それに付随する自民党体制の崩壊を見れそうな気がしてワクワク。
ローマ帝国の最後の光、江戸時代の最後の光、清王朝の最後の光。世界における体制の崩壊時の動乱には、刹那的な美しさがあるから。永田町の老人達、霞ヶ関の老人達、そして兜町の老人達の最後の光は一体どんな色なんだろうね。

【追記】この時期も、振り返ってみると色々あったんですね。危惧していたけど、14年経っても国は変わっていない。だけど、世界は確実に減衰しているのは事実。資本主義経済という枠組みが、疲弊しているとも取れます。その受け皿として、SDGsのような思想が出てきたのでしょう。ただ「今の形を持続させること」に意味があるわけではなく、「変化させらながら、新たな価値に向けて持続させること」を考えないと未来には繋がらない気もします。皮肉だなぁと思うのは、小泉さんが閣僚に入れた安倍氏や麻生氏がこの後首相になり、より混迷した時代に突入したこと。まさに末期のような気がしますが、僕が思い出すのは平井和正原作の映画幻魔大戦に出てくるベガの有名なセリフ『毛虫が終末と感じる状態を蝶は誕生と感じるという』。幻魔大戦、音楽はキースエマーソン、制作は石ノ森章太郎、キャラクターデザインは大友克洋というあり得ないくらい豪華な布陣でした。いい映画だったなぁ。常に時代は変化するものだし、見方を変えれば違う未来が見えてくるということ。悲観は何も生まないので、ここから何をするのか、何を残すのかを考えながら次の階段を登ろうと思います。(2019/02/26 Noise)

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