【都市と文化】酉の市@花園神社 071111

坂入さん、もしご存命なら今76歳のはず。香具師(やし)を生業としている貴重な方。そして、この飴細工ってもうこういう場所でしか見れないし、買えないわけで。これも本当は立派な文化なんですよね。そして、祭りの華。

と言う事で、実は僕とすみさんは昨日で結婚式から7年目に突入。
毎年、この時期は酉の市もあるので顔出し。もっぱら、花園神社です。
ここ、いつも商売人の方達で賑わってていい感じ。
お祭り気分が満載だと言うのもあり、近所のちっこい鷲神社では無くここに行くのです。
しかし、本日はちょっと天気に恵まれずアレレな感じです。
さて、昨年目をつけて今年こそはと思っていた飴細工の坂入尚文さんの飴を買おうと意気込んでいたのだが。
なかなか思う様に前に出れない所を、子供が500円握りしめているのをみると「うーん、ここはこの子に譲ってあげなきゃなー」と言う事で後にしようと思いまず断念。
切山椒の屋台など、色とりどりのテキ屋の並ぶ道を行き過ぎながら境内近くへ。

……ものすごい列。
いや、この時間帯からこんな列になっているとは思いもよらなかったよ。
でも、よく考えたらお店開く前に皆さん来る訳だからある意味納得。
僕が並んですみさんが買いに行くと言う連係プレイで、たこ焼きを頬張りながら(罰かぶりw)境内まで。
相変わらず、豪華な拝殿だなぁと思いつつお参り。
今年一年を感謝しつつ、来年のAghartAなどのパーティーの繁栄。
&僕がこれからやろうとしている事の成功などを祈ってみた。
で、昨年の熊手を奉納し新たな福を求め『熊手』の海へ。
毎度の事ながら、絢爛。
どれ買って良いのか、正直解らんかったり。
そして、凄い熊手に目を奪われるんだけどそんな良いものが買えるはずも無いので自分の背丈に合ったものを探す。

縁起物だけど、凄い値段なんだよね。実際。
ちょっと大きいと、当たり前でウン万円。
それは、さすがに無理(苦笑)。
今回は、ちょいと玄関に置いても倒れたりしないものをと言う事で置物のタイプにしました。
升にしようかと思ったけど、混雑してたので。
俵に稲穂を差す、ちょっと綺麗目なやつ。
一通り眺めて、改めて飴細工を求めて側道へGO!
が、もはや無理だと言うくらいの人出。
あきらめて、切山椒を買って神社を後にしました。
いや、毎年逡巡するんだけどやっぱ来年はまずいの一番に坂入さんところで飴を買う。
これを、目標にします。
二の酉は、ちょうどボスとジェイクの結婚式だからさ。

【追記】考えてみたら、もう16年前なんだけど今も変わらず花園神社の酉の市には足を運んでいます。今回、あまりに人が多かったので靖国通りを回避したせいで横の参道を通らなかったため坂入さんのお店を確認することができず。今年の分も、追って記載します。
しかし、本当に世知辛い世の中になったもので「祭」という非日常にも色々風当たりがあって、やれテキヤはダメだ、やれ見世物小屋はダメだとか、正義を振りかざす人たちが情緒と文化を破壊していく。
彼ら、彼女らの目的は概ねSearch & Destroyなので、対象を破壊したら次の対象を探しにいく。なんというか、それが自分たちの渇きを癒すものであり、そこに存在意義を感じ、達成感を求めているからなんですよね。元々は、本当に正義感だったとは思いますが。
ただ、その先にある人たちの生活や、これまでの文化とかそういうものには全く情味がないし、調べることも学ぶこともしないので、破壊だけは目的化していく。いや、本当に危険。
と、話はそれましたが、僕は「祭」という「ハレ」をこれからも愛していくし、そこで落とすお金は「縁起物」であり「文化への投資」だと考えて続けていきます。
みんながそうしていけば、多分文化と伝統は繋がるんだと思っています。(2023.12.03 Noise)

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