【デジタル】LINEスタンプのサブスクが伝えるもの

僕は、なんども記述の中で「創り手に対する敬意」の話を書いてきました。なぜかというと、自分自身が制作上がりで、その制作は目に見えていない多くの人の労苦と汗と創造力の上に成り立っているものだと知っているからです。だからこそ、僕たちは「オーダー」するのではなく「お願い」するのだという気持ちを指すれてはならないと考え行動しています。

さて、表題の件。先日記述したLC19のお話の中で、LINEスタンプがサブスクになる話を書きました。大した扱いにはしてないのですが還元部分が気になる話はメモっていたかと。というのも、別のエントリーで音楽のサブスクがかなり酷い事になっているという記述を書いた後のお話だったから。しかしながら、今度のLINEスタンプの話はそれ以上の衝撃を感じさせてくれました(苦笑)。

190630_sp,ちゃんと寝ろという時間ですがアップしてみました。
深夜アップなんで、真っ暗な画面。相変わらず不健康……。
分配額の変更について 『LINE Creators Studio』でスタンプをつくった場合に限り、クリエイターさまへの売上の分配額が0円になります。 『LINE Creators Studio』をご利用中のみなさまの声をもとに、申請されたスタンプをより早くお使いいただけるようにするため、また安定したサービス提供のため、クリエイターさまご本人のスタンプ無料化(後述)や審査体制の強化、ならびにサーバーの増強といった改善を行うべく、今回の変更を決定いたしました。LINE Creators Magazine

0円???((((;゚Д゚)))))))

何がすごいって、還元放棄しましたよ。いや、一応今までアップしたものは還元するみたいなんですけどね。あと、web版LINE Creators Market経由での投稿は今まで通り還元。多分、利便性からアプリ版の「LINE Creators Studio」経由のものもそれなりに多いのではないかと思うのですが、規約をきちんと把握せずに投稿すると「分配金0」になるなというお話です。まぁ、一応前提としてうちわで使いやすいようにプロセスを簡略化したアプリだからという事なのでしょうけど、職人も使ってるだろうなーと。

もう一つ。結果論ですが、web版LINE Creators Market経由でアップしたとしてもサブスクに掲載されたら圧倒的に分配金が下がるという事実については何も説明されていません。サブスクモデルの基本的な分配の考え方は、「全売上金×(各権利者のコンテンツの総利用回数/すべてのコンテンツの総利用回数)」となるわけで単価100円のスタンプについて一時金で受け取るのかサブスクで通年で受け取るのかという選択ですが、相当な人気クリエイターではない限り一時金の方が圧倒的に収益率が上がるような気がします。どのくらい、みんながプレミアムに登録するかにかかっていますが。本来、この辺の説明を丁寧に行うのが筋だと思うのですがLINE社は特に創り手に敬意を払っていない為なのか、このサブスクモデルの分配金に関する説明をサイトでは一切していません。LINE MusicのFreemiumというモデルで再生される部分についても、原盤使用料払う気ないのではないだろうかと想像してしまいます。

蓋を開けてみないとわかりませんが、良質な作品を供給するクリエイターがサブスクに参加しなければそもそも新しい良質なスタンプがサブスクに反映されないわけで、結果としてはこのプロジェクト自体がフェイドアウトする事は想像に難くありません。本来あるべき姿は創り手とプラットフォーマーが「同じテーブルで会話し未来へ進む」試みがなされて初めて市場が開けると思うのですが、このようなプロセスを経ていないことが根幹的な問題だと感じています。生活に入ることを前提としている企業だし、元々の立ち位置に悪意がないことも分かっているだけにきちんとこの辺を丁寧に対応してもらいたいなーとか。もはや、インフラ化していますしね。LINE。

【追記】折角なので、スタンプを販売した際の収益額の計算などをしてみたいなとおもいました。

LINEアプリ内のスタンプショップでの売り上げ発生の場合
  1スタンプ=50LINEコイン=88円
  88円×0.35=31円
 ※1LINEコイン=1.76円 , (全売上-Apple or Google手数料30%)*50%=0.35
と言うわけで、実際に売りを立てて生計を立てると言うにはなかなかハードな現実があることがわかります。この計算式で思ったのですが、このシステム自体はかなり良心的な割り戻し設定だと思いました。制作者に35%ってなかなかないですもんね。これが、サブスクになるとどうなるかと言うこともすごく適当ですがシミュレートしてみましょう。

LINEスタンプをサブスクモデルで販売した場合
【前提計算式】
1契約=240円(学生は120円)
稼働から考え、ざっくり300万人が契約と仮定。うち、学生が4割。
240*180万+120*120万=5億7,600万円

【CASE1】全ユーザーが一人5種のスタンプを活用し、そのうち2,000名が自分のスタンプを活用したと仮定。
  5億7,600万円*0.7*0.5/1,500万*2,000=26,880円
(月次単価:13.44円)

【CASE2】全ユーザーが一人10種のスタンプを活用し、そのうち2,000名が自分のスタンプを活用したと仮定。
  5億7,600万円*0.7*0.5/3,000万*2,000=13,440円
(月次単価:6.72円)

【CASE3】全ユーザーが一人15種のスタンプを活用し、そのうち2,000名が自分のスタンプを活用したと仮定。
  5億7,600万円*0.7*0.5/4,500万*2,000=8,960円
(月次単価:4.48円)


 ※これまでの販売形式の場合:31×2,000=64,000円
これでも、かなり楽観的な数で弾いています。一瞬、「でも、10種くらいで回してくれたら4ヶ月で元が取れるよね!」と思うかもしれませんが選択肢が多くなれば多くなるほど一点あたりの稼働率は下がると言うもので。これまでも、なかなか収益が上がらなかったものが、さらに厳しくなるのではないかなぁと計算してて思いました。ちなみに、お気づきかと思いますが、どのパターンになったとしてもLINE側の収益は月次2億160万でこの計算では固定となるわけで安定収益をもたらしてくれる金のなる木となるわけです。サブスクって、実はシステム側にとってステークホルダーに対するアピール案件になりうると言う意味でユーザーサイドというよりプラットフォーマー側にとって採用するに値するモデルなんです。一番割りを食うのは、創り手というね。

【デジタル】Line Conference2019に行ってきました

2018年6月27日(木)、舞浜で行われたLine Confernceに行ってきました。僕自身デジタルのメディアプランニングにLINEを組み込むことはほぼないのですが、BTLのツールとして別部門で活用しています。その関係で、最新の情報を知っておく必要性があるため足を運びました。2019年のテーマは「Life on LINE」。FaceBookが良く言うONE STOPサービスを、LINEもやりますよと言うことだと受け取りました。この思想を支えるのは、「Offline」「Fintech」「AI」の三つの要素。

代表取締役の出澤 剛氏。J-ScoreのLINE版、「LINE Score」の説明。

「O2O(Online to Offline)」を「OMO(Online Merges with Offline)」という言葉で進化的に置き換えてましたが、現実僕らデータを触っている人たちの中ではすでに境界線は無くなっていることもあるので特に新しくもないので割愛。メディアの世界では、もはや数年前に起こっている出来事ですし。Fintechの話で、CashLessの話をしていましたが、これは「資金移動業者」として出来ることを最大限活用していくという工夫の話かなと。出澤氏が説明した「Line Score」は既出の「J-Score」のLINE版ですが、SNSという個人情報の塊と信用情報が一緒くたになるという意味では、ちょっときな臭いなぁと思いました。同じように信用情報を活用した「Yahoo!スコア」が6月3日に発表した際炎上したことを受けてだと思うのですが「プライバシー」に十分配慮しているということを連呼していましたが、規約見るとこんなことが書かれています。

第7条 LINE Score 算出時の質問 1 利用者は、当社が運営するアプリケーション上での質問にご回答された場合、以下に同意したものとします。 (1) 利用者は、質問に回答された内容について、ご自身が有する著作権等の知的財産権その他の権利が含まれる場合、当該権利をすべて当社に譲渡するものとし、当社は、その内容を自由に選択、修正および編集することができるものとします。 (2) 利用者は、質問に回答された内容に係る著作者人格権を、当社および第三者に対して行使しないものとします。 2 当社は、利用者がLINE Score 算出時の質問に回答した内容のうち、氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができることとなる情報については、その統計結果等の個人を特定できない形態にて、第三者に提供することができるものとします。LINE Score 利用規約
なかなかすごいなと思うのですが、質問の回答に関する権利が全てLINE側に帰属するという「個人の権利を無視した」規約はあまり例を見ないなぁと改めて。僕的には、「プライバシーに全然配慮する気ないな」と思いました。だって、回答した個人から集約した情報の権限を剥奪してしまえば配慮する必要はないわけで、この時点で「お前のものは俺のもの」と言っていますよね。この辺は、担当者というより法務の思想に問題があると僕は考えます。おおよそ、SNS向きではないなと。ということで、個人的には利用しないことをお勧めします。瑕疵担保責任を放棄していることも、かなり気になります。正直こういう「消費者契約法」無視したような規約を平気で記載するSNS企業には驚きを覚えます。

次に出てきた「LINE Talk」は「Skype」や「Lobi」のLINE版サービス。まぁ、アプリ跨がなくてもLINEでオープンな会話できるよってことで「slack」あたりもターゲットに想定しているみたいだっだけど既存サービスの焼き直しなので特に興味は持てませんでした。ゲーム系のチャットはすでにLobiがあり、ここにナレッジがアーカイブ化されている上にすでにゲーム連携が進んでいる中わざわざLINEで新たに立てる意味がないし、そのために結果としてLINEスレッドをわざわざゲーム内で告知するというプロセスが煩わしいなと。slack代替としての活用も、slackの魅力はアプリ連携での無限の可能性であってチャットツールとしては普通。ポータル的な場所でなければならないというのはLINE側の主張であって、ユーザーサイドの視点ではないなという意味で我々メーカーの「プロダクトアウト」の悪弊に近いものをちょっと感じてしまいました。自戒も込めて。この後、LINE NEWSの話やエンタメのワンストップサイクルの話も出てきたのですが同様の感想。既に世にあるサービスのLINE版を作ってLINEに入れましたよ。という話で、ユーザーニーズではないよなぁという印象を同様に受けています。mixiの例に学ばないのかなぁと。

あと、LINE STAMPをサブスクにしたら職人が干上がるとか考えなかったのかとこれにもちょっと残念な印象。

Fintec周りなのですが、デジタル領域における「資金移動業者」つながりで「LINE pay」「NTTドコモ」「メルペイ」3社でアライアンスを組んで「MoPA」というグループを立ち上げたようです。横のつながりにおける認証は、「eKYC(electronic Know Your Customer)」でつないでいくんでしょうね。

この後も、色々発表は続くのだけど「どこかで見たことのあるサービスをLINEに入れました」という話の上になんか中途半端で耳に入らなくなっていったという…..。

そんな中、僕がもっとも心惹かれたというか思いを持って聞いたのは舛田さんが自ら発表した「LINEは改めて検索に挑戦します」という言葉。思えば10年前、僕がフラフラしている時に遊透に誘われてNHNの大崎にあった本社に赴き舛田さんにあった時がまさに彼が検索事業に挑戦していたタイミングで、「質問受けたら30分以内で答える」的なものすごい負荷がかかるサービスを人力でPoCしていた頃。「なんか、すごいことやってんな」と思いつつ横目で見ていたんだけど、結果として検索事業から撤退。そんな時期の彼を見ていたからこそ、この発言には本当に深い思いがあるんだろうなーと。だって、彼はその前は「百度」にいた人だしね。検索事業に対する思いは深いはず。ここは、頑張って欲しいかなぁ。

全体的には、「うーん」と思うことが多かったのですが最後のプレゼンにはエールを送りたいと思った1日でした。

【デジタル】サブスクリプションモデルが一般化して、アーティストには還元されているのか?

先日のWWDC19で、遂に”iTune”が終了すると言う何だか寂しいような時代がまた変わるなぁと言う新しい予感のようなお話が。辞める理由は、やっぱりサブスクリプションモデル。僕が、デジタル配信のメリットとして考えるのは「配信数の見える化」なのですが、色々調べてみるとなかなか持って闇が深いなぁと思うこともだんだんわかってきました。いちばんのネックは、やはり「レコード会社 v.s. アーティスト」の部分。最初の頃は、デジタルベンダー対レコード会社のしのぎあいだったようですが、レコード会社の搾取構造というか「還元したくない」理論はなかなか酷い様相です。どことは書かれていないのですが、東洋大学学術情報リポジトリに書かれた情報によると

レコード会社が受領する原盤使用料× 1 ~ 2 %×80%

などと言うなかなかふざけた契約をサブスクモデルの契約に適応しているレコード会社があるようで。2016年の文献なので、少しは改善されているかもしれませんが、逆に3年前のことなので今だに横行している可能性は高いかなぁと。冷静に考えて欲しいのですが、CDを作るとなると「製造コスト」「在庫+返品リスク」「物流費を含む流通コスト」「ディストリビューター+小売マージン」「レーベルマージン(宣伝費含む)」があります。ここに「著作権使用料」「原盤印税」「歌唱印税」が入ってコストが弾かれるわけで。

現実的には「製造コスト」「在庫+返品リスク」「物流費を含む流通コスト」は0円。と言うことで、データさえあればレコード会社はリスクゼロ。合わせて、中間流通が存在しないため「ディストリビューター+小売マージン」→「キャリアマージン」と言うことでこちらもコストダウン。何より、物を作るリスクと残るリスクがないため計算方法が全く変わるはずだと言うことは当たり前でわかる話。レーベル側のコストは変わらず発生するんだけどね。少なくとも、レコード会社側にリスクはない。合わせて言うなら、小売店やディストリビューターへの営業コストもかからないため人件費も圧倒的に圧縮されるわけです。となると、当然料率は変わってしかるべき。

大体、リスクゼロの上で過去の流通形態路に比べて圧倒的に人件費圧縮ができる状態で今だに「原盤使用料×1~2%」ってなかなか酷いにもほどがあるよね。合わせて補足しておくけど、「×80%」ってのは過去のアナログ流通路の返品リスクに対する一律ヘッジなので必要ない。では、海外ではどうなのか?

この記事、どちらかと言うとサブスク時代になって今まで以上にミュージシャン格差が生じていて中堅以下が食えなくなってきていると言う話なんだけどね。

ストリーミング・サービスに加え、音楽業界にはあまりにも多くのブローカー、中間業者、その他第三者が存在することも、アーティストの実入りが少ない理由のひとつといえる。ストリーミング時代のロイヤリティがブラックボックス化されていることはもちろん、メタデータの欠陥や、さまざまなサービス間で正確な数字をレポートする方法の不備等による抜け穴のため、アーティストへ支払われてないお金も多い。その額は数十億ドル規模に膨れているという。「お金の流れを追ってみると、アーティストへは約10%が渡っていることがわかった。非常に低い数字だ」とCitiグループのメディア・ケーブル・サテライト調査員のジェイソン・バジネットはローリングストーン誌に語った。「若きアーティストは、音楽業界の悲惨な現実やお金の流れを理解しておらず、彼らが大金を手にすることはまずないだろう。ビジネス全体から、信じられないほど大きな金額が漏れ出している」Amy X. Wang (in the article of 'Rolling Stone')
と言うことで、「大変ですね」と読み飛ばしそうなんだがちょっとまて!アメリカでは、「10%」しか渡ってないので非常に低いと言っているのですが、日本の場合原盤使用料の「1~2%」ですよ…..。いかに日本の音楽業界がアレなのかがわかりますよね。これ。

法改正とかしない限り、この状況は打破できないとなると日本のレコード会社と契約して音楽やる理由ってなくなってくるのではないかとか思ってしまいます。と言うか、多分早晩そうやってレルフプロデュースでオンラインで組織化して動く集団が現れるでしょうね。今はそう言う時代。あ、そう言う意味ではワクワクするな。ビジネスモデル作れそうだし、なんか考えてみようかな。乗ってくれそうな人たちと、スキームでも考えてみるかね。妄想だけど、デジタル上での組み立てならうまくいきそうな気がする。僕は、いつまでも創り手の味方でいたい。

最後に、日本レコード協会の出している音楽配信売上げの直近四半期数字をのキャプチャーを貼っておきます。これみても、もはやデジタルにおける音楽摂取はサブスクに飲み込まれたなぁと言う感じです。全体の半分以上ですから。だとしたら、きちんとその流れに合わせて商流を組み直すのがあるべき姿ですよね。

【デジタル】今更ながら、WWDC19の事:特にLook Around

こんにちは。ここのところ、なんだか異様に忙しくて記述できていませんでした。特に、WWDCについては僕的にも「書きたいなぁ」と思う事が多かったんですがタイミングを逸してしまって悩んでいました。が、やっぱり記録はしておこうかなぁと。

iPad OSもiPadユーザーとしては嬉しい限りなのですが、なにより「ああ、これか!」と思ったのが「Look Around」。去る5月12日(日)にThai Festivalに向かっている最中、代々木上原から代々木公園に抜ける道で前を走る車のてっぺんにカオナシの骨格みたいなものがついてる車の側面には、「Apple Maps」の文字が。もともと、登場当初から使えない的な扱いでGoogle Mapしかみんな使わない状態が続いていたのですがこの時「お、コレいいタイミング!」と思ったんですよね。と言うのも、Google Map日本版がZENRINとの契約を終了してポンコツ化したGoogle Mapの代わりに何使おうかと思っていたタイミング。WWDC19では、Apple Mapは更新するだろうなぁと言うことをこのタイミングで察していました。

Photo from https://eftm.com/
なんだか、「カオナシ」みたいでかわいいよね。POPではないけど

忘れた頃のWWDC19では、予想通りの発表。アップされている写真を見たら、やっぱりあの時見た車と同じタイプのものが大写しに出ている画像が海外サイトで確認できました。と言うことは、東京でもすでにデータ取得が始まっていると言うことなので日本でも近くコレが使えるようになるってことですよね!多分、来年のオリンピック目指してローンチ狙ってくるはず。と言うことは、3月末ごろとみた!!そして、昨年MacRumorに出ていた徒歩で地図データ収集していた人の話、もしかしたら徒歩視点でのデータ収集なんじゃないかとも思うので車視点だけではないデータも出てくるのかなぁなんてワクワクしています。

Man Wearing Apple Maps Backpack Surveying San Francisco on Foot

iPad OSについては、みなさん色々書いていますが僕的には直感的に使えていたはずのタブレット端末がなんだか複雑化してきていることにはちょっと懸念が。難しくないようにと思って、僕の実家でも妻の実家でもiPadを推奨して僕が設定してコミュニケーションに活用しているのですが、なんだか操作が複雑になってきてしまったなと言う印象なのです。もちろん、PCとの連動性を考えると「天気」とか「写真」とかいろんなものがTOPで見えるのは嬉しいんですけど、父母世代にとっては「どれ押せばいいのかわからんくなってきた!」になるんじゃないかと言う懸念が。コピー&ペーストがジェスチャーでできるのとか、かなり僕的には便利なんだけど、両親は間違いなく「おわー、間違って消したー!」とか言う事故起こしまくるだろうなと言う絵が目に浮かびます。「シンプルモード」と「アドバンスモード」みたいな選択性になるといいなとか勝手に希望を。

個人的には、今まで使いづらかったWPの編集画面がiPadOSになることでPCのような使い勝手で活用できるのが嬉しい。同じ事が、Photo、Affinity Photoでも言えるので今までいちいちPCで編集かましていた作業がiPadにてワンストップになるのは俄然投稿タイミングが増えることになるのではないかと。まだ、iPad OS版WP見てないからなんとも言えけんけどねw

iCloudが、本格的にクラウドサーバーとして機能することになりそうなことにも注目しています。と言うのも、両実家と写真を共有するにあたって今はLINEなどのツールで送ってるんですけど、フォルダを分けて共有できればかなりシームレスに共有できるようになるかなとか。外付けHDが使えるようになるのも良いですよね。コレができないので、今まで写真や動画はPCで編集していたんですけど、iPadはiPadで暇な時間に触れるってのが良いです。ただ、iPadで映像触るにあたっては注意点が僕的にはあって、僕みたいにテザリングしている人はiCloudとデータ連動していると勝手に転送してあっという間にギガ単位でデータを食うと言うリスクがあることは知っといたほうがいいと思います。この前、高尾山に子供と行って楽しくなっちゃって10分の映像を納めて保存した途端に自動で転送すると言う事故が。この辺は、別の記事でロジック含めて書き起こしますね!

Photo from https://eftm.com/
技術的には、ほぼハッシュ化なのかなと思いつつ技術的にはappleのサーバー内のみで突合できる暗号化だと思うのでバックドアを開けられない限りはこれはかなりセキュアなのではないかと

ある種、ハッシュ化に近いなと思っているのですがSign in with Appleに実はかなり注目しています。これ、僕らが実施しようとしているシングルソース化の新たな壁なんですが、実はこの考え方が僕的には新しいユーザーエンゲージメントのあり方を作るのではないかと期待しているんです。僕が考えるセグメントに、「年齢(一応仕事的には20歳以上ではないと困りますがw)」「性別」「国籍」や「友達リスト」あたりは全く必要なくて純粋に「何に興味があるのか」と言うところに集約しています。大事なのは、それぞれのオンオフを問わない行動履歴が大事なのであってデモグラ界隈の情報ではないんです。その視点で言えば、ここで追える情報で多分十分なんだろうなーって。このハッシュ化的な処置を施されたアドレスがキーチェーンで保管されていると言うのも理想。覚えるの面倒だし。ただ、最後に残るのはiCloudのセキュリティでしょうね。iPhone落とした時の。顔認証にしておけばいいんでしょうけど、僕みたいに生体認証にしてない人間はリスクあるかなぁと。その辺置いておいて、一度この辺の技術については僕が考えている今後のデータ構想にも繋がるのできちんと理解しておこうと思います。

他にも色々あるけど、僕的に気になったポイント抜き出し。ほんでは、また!

【デジタル】メディアプランニングにおける信頼関係について考えた事

昨日、業務中に「うーん」と思う事があったので、僕の考えるあるべき姿について記述を残しておこうと思います。僕が考える「クライアント/仲介者/メディア(パブリッシャー)」の関係は「実現したいことを決める人/双方の言い分を咀嚼し最大化するために動く人/自らのポテンシャルを正しく伝える人」であるべきだと考えています。その関係地の中でも、僕ら企業内プランナーは「メディアが持つポテンシャルを想像し引き出し、ブランドの価値を最大化するアイデアを創る人」だと言う認識です。

ここで重要なのは、「仲介者=双方の言い分を咀嚼し最大化するために動く人」で、この人が「いや、それはできないでしょう?」と言ってしまった時点で「クライアントとメディアの化学反応の最大化」が実現しなくなってしまいます。実現するために、この「仲介者」が阻害要因になるようなら居ない方がうまくいくと考える事が当たり前の思考。答えるべきは、「どうやったら実現できるか一緒に考えましょう」ではないかと。なぜ「できない」と言ってしまうかについてはいくつか要因があると思っています。

  • 結果を求められたら面倒(結果が出なかった時に)
  • レビューに手間がかかりそうなので、業務を増やしたく無い
  • 業務負荷が増えた時に、メディアとの調整事項が増えることを避けたい
  • とにかく、簡単に済ませたい
  • クライアント側が言ってることの意味がわからないので潰しておきたい
  • 予定していた項目では無い
  • 理解できていないことを悟られたく無い
  • 言っている事がコストの範囲外
  • 出来るだけ手間をかけずに成果を勝ち取りたい
  • いつも難しいことを言うこいつ嫌い

上記にとどまりませんが、様々な事情があるのでは無いかと思います。しかし、みなさんご存知の通り、クライアントサイドのデジタルメディアプランニングに関わる人間で、かつ好奇心の塊のような担当者は日々死ぬほど勉強をしていて「このメディアならこのようなデータが裏にあるはずなので、こう言う事ができるに違いない」と言う仮説を持っていますし、その仮説をどのようにブランドに返せば「今まで見えなかった事」を可視化できるのかと言う未来予想図を描いているものです。この未来予想図は、それぞれのプロジェクトの話を聞いた瞬間に妄想を始めますし、当然のことながら自らが向き合っているメディアの自社担当と会話し何ができそうなのかについて予め「画」を描いて打ち合わせに望むものなのです。

もし、この描いていた「画」をディスカッションの中で「仲介者」が否定し続けるようなら多分その先の未来はご想像いただけると思います。僕が考えるに、「それはできない」と言ってしまう行為は、「クライアントの意思を否定」すると同時に「メディアの可能性も否定」する行為。「持ち帰らせていただきます」もアレですが、それ以上に双方に対する信頼関係を損ねる行為になるのでは無いかと感じています。

誰も幸せにならないですよね( ゚д゚)


僕は、メディアと向き合う時にそのメディアで出来そうなことをできる限り勉強します。英語版しか情報がないようであれば、もちろん英語版を。なぜそうなるかと言うと、始まる段階で「出来そうなこと」を洗い出しておかないと後出しで「あれ出来ない?これ出来ない?」と言い続けることになるし、それ言い続けるといつまでたっても始められないじゃないですか。それだと、施策自体がいつまでたっても決まらないですよね。最近の傾向として、「メディアプラン+クリエイティブプラン」がデジタルの主流だし、メディアプランは分析プランとセット。となると、「やりたいこと、できること」は最初にきちんとテーブルに並べておくべきなのです。そのためには、日々勉強。大変だけど、これが一番大事なこと。これをやって初めて、先日のEconsultancyのクローズドセミナーで出ていた「RoundTableに座る資格」が出てくると思うのですよね。それがあるべき姿。

僕と一緒にお仕事をする皆さんには、「学ぶ姿勢」と「受け入れ、一緒に考える姿勢」を持っていただきたいと思う事しきりです。もちろん、自分も初心を忘れずに…..